キブツ到着(2)

 キブツの共同食堂は平屋のコンクリート製で大きな箱型の建物である。建物に入ると小さなロビーのような玄関があり、連絡用の掲示板や電話機などがあり、そのロビーの向う側には洗面手洗い所、更にその奥にはトイレがある。

 ロビーの右手には大食堂の入口があり、自動ドアで出入りする。犬も自由に出入りしている。大食堂は400~500人が食事できるテーブルと椅子があり、手前左手に食物コーナーがあり各自バイキング形式で食器や食物、飲み物を取ってゆくのである。

 朝食とタ食は食物コーナーの中ほどにトレー、皿、カップ、スプーン、フォーク、ナイフなどの食器などの置かれたテープルがあり、それを囲むように手前には乳製品(バター、ジャム、ママレードチーズ、ヨーグルト、チーズとヨーグルトは数種類づつある)と生野菜(レタス、きゅうり、ピーマン、玉ネギなど)が並べられている。

 奥の右手には早い時間にはゆで卵やスクランブル・エッグがあり、その横に20cmほどの長さの食パンとパンのスライス機、パン焼き機(中型のコンベア式)が置かれている。

 食堂中ほどの左手には、熱湯、ミルク、水などのコーナーがあり、コーヒー、紅茶、砂糖、サッカリンなどが並んでいる。毎朝、同じメニューである(夕食は乳製品なし)。