キブツ到着(14)終

 団長のS師は或る特定の人に焦点をしぼって福音を伝えたい旨を語られた。あと二人の女性の中で名古屋から参加されたM姉は既婚の若い方で、教会生活に何か問題があって、自身の信仰のリフレッシュを求めて参加されたという。

 最後に東京から参加された宮本姉は、ご自分で「エターナルラブ・イスラエル」というユダヤ人への宣教団体をたてあげたばかりの若い独身の方でこのツアーの常連の人、団長と同じヴィジョンを抱いてこのキブツに来られたのであった。それぞれの抱負を語り終えると明日の予定が告げられ、祈りをもって礼拝と反省会は終わった。

 イスラエルでの一日目はこのようにして終わり、私たちはそれぞれの部屋に別れた。その後シャワーを浴びてべッドに入る。シャロンの野の最初の夜はなかなか寝つけなかった。窓の外からはいろいろな音が聞こえてくる。すぐ近くからは虫の音、少し離れた所からはハデラからメギド方面に行き交う車の音、近くの工場の騒音(終夜操業)。

 明日の朝は早い。早く眠らなければと思いつつ、いつの間にか寝入っていた。