この考古学サイトはヨッパのビジターズセンター(観光案内所)にもなっており、入口で地図と名所の写真付パンフレットをもらった。この地下室の中央は発掘された建物の石壁などがそのまま展示されており、部屋の周囲にこの町の歴史を分かり易く展示物(ヘレニズム時代、ローマ、ビザンチン時代の発掘物)を通して説明されている(全て英語)。
この空間は静かで薄暗く2000年前の世界へと私たちを誘ってくれる。ここの石壁の建造物はペトロの時のものだろうか。解説のプレートをはっきり読まなかったのでわからないが、これらの間をペトロたちが歩いていたのかも知れない。このケドゥミーム広場は1740年に最初のユダヤ人宿泊所が建てられた場所ということである。
これら周辺を散策した後、この広場の南東の地中海沿岸の方に降りて、狭い路地に入って行った。茶色のレンガ造りの家の前に立ち、アーチ型の入口の木の扉を叩くとドアが開いて私たちは家の中へ招き入れられた。50才代の男性が私たちと応対してくれる。 この場所が使徒言行録 9:43〜10章の皮なめしシモンの家跡と伝えられる建物であった。