ツアーの人々との団体生活(53)

 ハイファのオフラさん宅に着いたのは夕刻7:30。ご夫妻と娘さん二人は、私たちをとても歓迎して下さり、すぐに食事と歓談の時を過ごした。私とK師は初対面であったが、M姉と宮本姉は再会を喜び合い、キブツから出られた理由などを話しておられた。

 ご主人の名前はアムノンで、自分で「私の名前はダビデ王のよくない息子(サムエル記下13章)から取られました」と苦笑しながら紹介された。私はただ会話を聞くだけで(それも英語なので殆ど理解できずに)時間を過ごした。食卓のものも、なじみのない料理が殆どで食べ方も見よう見まねで緊張の連続。終わりの頃には気疲れしてしまった。

 帰りはタクシーでキブツに向かったが、運転手がマアニットを知らず道に迷い着いたのは11:15分であった。この日、私はバス停にポシェットを置き忘れてしまい紛失した。財布は入れてなかったが、英会話の本とこの日までの日記を書いた手帳、そして今日届いた日本からの手紙が入っていた。ガリラヤ湖・ティベリヤのスターンズ師のアドレスを知らせて下さっていたのでO先生には申し訳のないことをしてしまった。