独りヴォランティア(20)

 4月6日(水)毎日一回食堂裏の大きな計量器で体重を測るのが習慣となっている。それというのも体重が除々に減少しているからである。主食のパンをあまり食べないので、いつも空腹感がある。今日の作業はビワ畑だが立ち眩みで倒れそうになる。夕方イギリスのヴォランティアグループが夕食にバーベキューをするので来ないかと誘ってくれた。ミートハンバーガー、ステーキ、ソーセージ、ピタパン、牛乳、フルーツドリンクなど思う存分食することができた。

 4月7日(木)朝から元気一杯バナナ畑で働くことができた。昨夕のバーベキューが利いている!しかし胃の負担が大きかったのか唇を噛んでしまうようになった。難しいものである。昨日から風向きが東から西に変わり、地中海から涼しく湿気のある風が吹いている。そして多くの水蒸気が運ばれて来て霧がたちこめ視界が 500 メートル程しかない。太陽が月のように真っ白である。主イエスもこのような光景を見られたであろう。夜はドフ氏によるへブライ語の学び。創世記1章〜3章を読んだ。ヘブライ語を習得するのに旧約聖書をヘブライ語で暗誦するのは良い方法の一つだと言われた。

 4月8日(金)夕方食堂に行く途中、フランス人ヴォランティア、ジャンが23 日(土)にゴラン高原(ヘルモン山)を歩くツアーがあるのを教えてくれた。費用は23 シェケル(約800円)で〆切は10日(日)との事、直ぐ申し込むことにする。