独りヴォランティア(21)

 夕食後へレナが来て、日本の相撲のVTR を購入したので明日午後4時に来て、子供(娘)達に解説するように頼まれる。

 4月9日(土) 安息日、夕刻ヘレナ宅を訪ね、相撲のVTR を見ながらルールなどを説明した。又、日本について多くの質問を受けた。天皇の戦争責任について、日本のアジア侵略、物価、食べ物、教会などなど。夕食後も来ないかとの誘いを受けたがそれはお断りした。

 4月10 日(日)夕食後イギリスの男性ヴォランティアから声をかけられ「スイモー、スイモー」と言うので何のことかと思ったが相撲を取りたいのだと言うことであった。大相撲が英国のロンドンで興行したので、それを見て是非したいのだと言う。三人共身長180cmを超え体重もあり怪力であったが、押し込まれても打っちゃりの技などで何とか日本人としての面目を保つことができた。

 4月11日(月)朝食の時、日本の家族から電話があった。イスラエル情勢が悪化して寺西師が行く予定のツアーが中止になったが大丈夫かというものであった。全く問題ないと伝える。

 4月12日(火)日本から手紙が三通届いた。夙川教会からは最後の聖日礼拝の日に書いてくださった寄せ書き。押方師からは群誌や原稿依頼などである。祈って下さっている、そして、その祈りに支えられて今ここで守られているのだ、ということを強く覚えさせられる。(あと一通は私の実姉からのもの)