独りヴォランティア(55)

 5/29(日)今朝は5時集合、5時半からとうもろこし畑の雑草取りの作業だ。ヴォランティア全員が刈り出され横一列になって広大な畑を一人一畝づつ、素手で雑草を取ってゆく。一畝の長さは100m以上もあり、雑な作りで土が細かく砕かれていない。

 とうもろこしの苗はせいぜい 10cm 程しか伸びていないのに雑草はずっと大きく根も張っているので、仕事はなかなか捗らない。私だけではなく他の若いヴォランティア達も同じだ。1時間も作業を続けると全身の筋肉や関節が痛んで悲鳴をあげる。8時前にひとまず作業を中断し朝食に向かった。2時間以上も作業をしたのだが、除草できたのは数十メートルだけであった。

 とうもろこしの苗は弱々しく茎の上に土の塊が少し被るだけで曲がってしまい、真直ぐに伸びる事ができない。だが、一方雑草は逞しく硬い土にも勢いよく根を張り成長も速い。下手に引き抜こうとすると土の地ごと持ち上げてしまったり、とうもろこしの苗ごと抜いてしまう事になる。

 主イエスは、私達を畑(土地)に譬えておられる(マタイ 13 章)が、アーメン(その通り)だと思う。私達の心の善意や良い習慣は弱く、なかなか根付かないが、悪意や悪習慣は強力で簡単に根付いて蔓延(はびこ)る。それを抜き去るのは難しく、善意を育むのは容易ではない。主が手入れして下さらないと誰一人雑草に打ち勝てないのだ(ヨハネ 15:1-3)。主の手入れ(介入)を受け入れる者だけが愛(善意)の結実を得られるのだ。(ヨハネ 15:6-12)