再びキブツ生活(21)

 8/9(火)キブツでのヴォランティア労働は今日で終わる。明後日の早朝、日本から妻たちが来るので、明日の作業をデイオフにして欲しいと、アロンに頼むと快くOKしてくれたのだ。

 妻達の部屋や滞在費(食事など)はどうしたら良いかと尋ねると「あなたはここで6ヶ月も働いてくれたんだ。そんな事は全く心配しなくてもよい」と、妻たちは「ゲストとして歓迎する」と言ってくれたので感謝した。

 最後の作業はプール近くの幼児室前庭の除草とバナナ畑の樹の手入れであった。このバナナ畑で蟻の巣を見つけたので、イスラエルの蟻の話をしよう。蟻については箴言に「蟻のところに行って見よ。その道を見て、知恵を得よ」と語られている(6:6-8)。

 キブツには特大のものから極小のものまで様々な蟻がいた。土の中や腐木の中などに巣を作っている。シャワールームに出没する蟻はビデオテープを早送りして見るような俊敏な動きをしていて、まるでアニメを見ているかのようだ。

 今日、バナナ畑で見つけた蟻はバナナの樹の幹の中に(枯れかけた葉茎の内側に)巣を作っていたのだ。ここなら土を掘るよりもはるかに軽い労力で巣作りが出来るが、私が、それを剥がして除去すると多くの卵が地上に落下してしまった。