アリーザの休養の事情は昨年キブツ内で発生した自動車事故によるものであるという。先ほど私たちが車で通ったキブツ敷地内の直線道路で、インドから来ていたヴォランティアの女性レオナがこの事故で死亡。
この若いヴォランティアの死によるショックがあまりにも大きく、周囲の人たちが彼女に休むようにとすすめたために今年はその係から離れているとのことであった。こういう事故があったので道路上に盛り上げ個所が設けられ、スピードを抑えるようにしてあったのか、と思った。
更にアリーザは「あなた方は毎年多額の費用でイスラエルに来て、労働をしてくれているのだから、今回はゲスト待遇で、一切労働はせず、観光を楽しんだらいい」と言ってくれた、とS師は語った。
しかしS師は「キブツには労働を通して伝道するために来ているのだから、この提案に応じる気持ちは全くない。働くことによって証しをするのだ」と言われる。私たちは今年も喜んで働かせてもらうと言ってこの申し出を辞退したという。