独りヴォランティア(31)

 安息日(シャバット)の夕食後(金曜日の夜)にキブツの全住民と諸外国からのヴォランティアがドリンクやスナックを飲食しながら自由にくつろぎ歓談する機会が毎週一回ハビーバーという施設でもたれていたのだ。建物に入るとロビーがあり、そのカウンターで大人も子供も自由にドリンクとスナックを受け取り、野外のベンチや室内のホールで賑やかに歓談している。

 私はホールに入り周りを見回しているとガーディナーのアブラハムがいたので、彼の座っているテーブルの所に行って彼の隣に座った。彼らはクラシック音楽のことを話し合っていた。今夜 10時からルネッサンス音楽のライブ演奏会がこの場所であるからであろう。

 この建物の地下にはこのキブツの歴史を見ることができる小博物館がある。以前に一度だけ来たことがあった。このような機会があったのにツアーリーダーのS師は私たちに全く知らせず勿論参加もしなかったのは何故だろう。全く不可解だと思った。明日は早いのでコンサートは聴かず部屋に戻って休んだ(疲労が重なっていたので)。