独りヴォランティア(30)

 ナザレからキブツに帰り、食堂に行って夕食を摂っていると、久しぶりにドフ氏を見かけたので声をかけ挨拶をした。ドフ氏はハデラの病院に入院していたのだと言う。それで前回のへブライ語クラスに来なかったのだとわかった。未だ体調がよくないので今晩のクラスも出来ないと言われた。ジャンが来て明後日のツアーの出発時間は朝5時だと伝えてくれた。

 4月22日(金)6:00~10:30びわの実の収穫、10:30~12:00 バナナ畑の施肥。家畜の堆肥と枯草とカウバイトを混ぜて発酵させた有機肥料である。未だ発酵中で湯煙を上げているのを手でバケツに掻き込んで、バナナの木の根元近くに施肥するのだが、きつく、汚い作業だ。しかしこれが有機栽培であり、体にも安全なのだ。作業中ヨハナンは今夕、キブツ内でルネッサンス音楽のコンサートがあると教えてくれた。今夕から安息日になるので、安息日にはこのようなイベントも行われるのだろう。

 夕食後、デンマークからのヴォランティア、クリスティアンがコンサート会場に案内してくれた。ハピーバーという会場は毎安息日夕食後、、自由にコーヒーやドリンクが飲め歓談も出来る施設であった。