独りヴォランティア(49)

 5/20(金)今朝はバナナ畑で収穫済の木の切り倒しと柿畑での作業。この数日はきつい作業が続く。一日でバケツ一杯の汗を流しているのではと思うほどである。この重労働が15 年来悩まされてきた体の右半身の凝りを解しているようだ。右耳の痛みが和らぎ、右歯茎の浮腫みが無くなり、右上半身のひどい凝りが薄らいでいる。満身の力を込めて大なたを振ってバナナの木を切り倒す作業が鈍った右半身を生き返らせているのだ。

 体調の回復を願い軽作業の日々で健康を取り戻したいと考えてキブツの労働ヴォランティアに来た私であった。しかし予想外の重労働がその回復をもたらしているのだ。私の思いを越えた神のなさり方に御名をほめたたえる(エフェソ 3:20、ローマ 28:28、イザヤ 55:8-11)。

 この日、ビザ更新用印紙代 40 シェケル(1400 円)をキブツの郵便局に渡し、117シェケル(4000円)で作業靴を買った。滞在のための必要経費だ。夕方 6時半から安息日の食事を摂り、その後キブツの子供達と遊んだ。日本から持参した駒回しと柔道を少しばかりしてから、アブラハムと会話して部屋に戻り日本への手紙を書いた。

 5/21(土)夕方になって、3月にヨハナンが連れて行ってくれたキブツの南西にある丘へ一人で行ってみる事にした。そこにはヤコブの子ヨセフが兄から投げ込まれた水貯め用の井戸(水槽)と同型のものがあったので、それをゆっくり観察し、又その周囲にあるものも見てみようと思ったのだった。