この日の夕方はみんなでヨハナン宅を訪ねた後、食堂で夕食をとり、他国のヴォランティア仲間に折り紙とコマ回しを紹介し、楽しい交流の時を過ごした。又、この日、道端に植えられているいちじくの木にいくつかの青い実がついているのを見た。主イエスが受難の週に葉の繁ったいちじくの木を見て実を捜されたが見つからなかったことが聖書に記されている(マタイ 21:18,19)。マルコ福音書では「いちじくの季節ではなかった」(11:13)とある。
キリストの受難はユダヤの過越の祭りの頃なので、毎年3月〜4月である。今日は3月16日だからその季節に入る頃である。マルコが書いたように本当にこの季節は実がないのか、と気になっていたのだが、実がついている木もあることを確認することが出来た。しかし実は未だ青く硬いもので食べるには適してはいない。ただそれだけのことなのだが、疑問に思っていたことの一つが確かめられたのは収穫である。
日本の家族からの手紙(3/2付)が届いた。航空便で14日も要っている。イスラエルの郵便局の仕事ぶりは極めて緩慢なもので市民へのサービス精神はほとんど見られない。