3/17(木)早朝はバナナ畑の木の手入れ作業、枯葉の除去と雑草刈り。朝食後はビワ畑での摘果作業、一房(枝)に果を2個だけ残す。
この日、昼食後は作業を止めて、バナナ畑で働いているアラブ(パレスチナ)人のご老人の家を訪問することになった。ヨハナンが車で連れて行ってくれる。マアニットからアフラ街道(65号線)に出てアフラ方向(北東)へ少しばかり走って右折。もうここはアラブ人の村で標識はほとんどアラビア語で村の名前も読めない。ユダヤ人地区とは違って道は舗装されておらず、私の子供の頃の村の雰囲気を思い起こされる情景だ。
そのご老人が出迎えて下さり、細い道脇のそう広くない庭のベンチに全員腰を下ろした。そこにはかなり大きく育ったいちじくの木が葉をいっぱい繁らせており、他に木が数本あったが草花などは一切植えられていない。犬が一匹つながれており、鶏が飼われている。ベンチのすぐ横にはパンを焼くための土造りの釜があり、年代物である。釜の内壁に練り粉をはりつけて焼く古いタイプのものだった。