独りヴォランティア(13)

 他のヴォランティアに誘われてキプツの体育館に入って行った。日本の高校にある体育館と同じ程広くバスケットボール、バレーボール、バトミントンなどができる。外国のヴォランティアやキプツ住民の青年達は専らバスケットボールをしている。日本の野球熱を思わせる程バスケットボールが好まれているのを見て異文化の中に居る自分を改めて認識した。

 キブツの運動施設には他に野外のバスケットコート一面と夏季には自由に泳げる25mプールがある。体育館の利用はキブツ住民が優先らしくヴォランティアが 15人程ゲームをしていてもキブツの青年が2人来てバスケットを始めようとするとヴォランティアはそこを明け渡していた。体育館を出て部屋に戻る途中、キプツの子供達が(キャンプ)ファイヤーを楽しんでいる。過越祭シーズンだからだろうか。空の月が美しい。

 4/1(金)早朝、ドアが強く叩かれて出て見ると、今日からサマータイムで時計を1時間進ませるという事、つまり1時間早く仕事が始まるというのだ。英語を解せない私一人だけの失態であろう。これから、この珍道中を主がどのように導いて下さるのか楽しみだ。「主はわが牧者」!