独りヴォランティア(46)

 5/16(月)昨タからシャブオット(七週の祭)に入った。イスラエルの三大祭の一つで小麦などの収穫祭で祝日(休日)だ。先の過越祭から七週間後の祭なのでこの名で呼ばれるが 50 日目なので五旬節(ペンテコステ、使徒2:1、20:16)と新約聖書では書かれている。

 この日の午前中はアリーザと娘、孫娘と一緒にアリーザの運転でカイザリヤ近くの地中海岸へ行き、彼女たちの行楽に付き合ったが、ただ海を眺めているだけで退屈な数時間を過ごした。祝日であったので多くの人々が海辺へ遊びに出掛けていた。遊具などは設置されておらず、のんびりと海を見たり子供達と走り回ったりするだけだ。アリーザはカイザリヤに行くと言ったので、てっきり遺跡に行くのだと思って同行させてもらったのだが当てが外れた。ただ地中海の光景は美しく心が癒される。

 夕方6時から工場前の広場でキブツのハグ・シャブオットのセレモニーがあった。会場には大きな立方体に束ねられた干草がきれいに積み重ねられ、キブツで収穫された産物などが次々と運ばれて行進してゆく。バナナ、アボカド、びわ、鶏、牛・・・。そしてそれぞれごとに歌とダンスで神への感謝を表すのである。使用されているアンプとスピーカーはヤマハ製、カセットデッキはオンキョー製であったのには驚いた。