独りヴォランティア(60)

 6/1(水)日本から私のカメラとフィルムが届いた。

 6/2(木)早速キブツ内を写真に撮って回る。糸杉、古代の墓を閉じる石、レバノン杉、いちじく桑、いなご豆の木など。

 6/3(金)カナダからのヴォランティア、ユダヤ人のヒレルが隣室に来た。黒髪、濃く太い髭、大きな鼻、大きく黒い目と、アッシリアから発掘された石のリレーフに描かれた男性の顔に酷似しているので驚かされた。20代前半の若者でへプライ語も話し、現在アラビア語を学んでいる。

 6/4(土)安息日、ヒレルの部屋の掃除を手伝う。その後カメラを持って裏の丘へ行き、古代の水貯め井戸、ぶどう搾り槽やとうごまの木などを撮る。

 6/6(月)ヒレルが私にヘプライ語で語りかけてくれる。ヘプライ会話の手ほどきをしてくれる。感謝。

 6/9(木)今日はシクラメン畑の球根を機械で掘り起こし篭に集める作業であった。午前の休憩時間にアプリコット(杏)を食す。美味であった。昼食後、部屋に帰る途中、通路を工事している人がいたので「シャローム」と声を掛けると英語で応答してきた。彼らは毎日ベエルシェバから車で2 時間かけて働きに来ている人達でベドウィン人だという。