エルサレム独り旅(32)

 王家の墓の見学を終えてエルサレム旧市街の北東の城壁にあるヘロデ門に向ったが、空腹を覚えたので、アラブ人のレストランで夕食を摂ることにした。アラブ人の店としては清潔そうで十分に広い空間があるが客は私だけである。

 英語が不得手な私は片言の英語とボディラングイッジで適当に注文すると相手も判ってくれてピタ(パン)、野菜サラダ、きゅうりとししとうのピクルス、鶏レバーの炒め物(含、玉ねぎ)、それとサラダにかける柔らかいチーズを持って来てくれた。

 このサラダ用のチーズはキブツの朝食でも毎朝自由に食べられるので、イスラエルでは最も日常的に好まれている物のようだが、見た目も味も小麦粉を水で溶いたようで美味とは思えなかった。(後日、妻は「これは特級品でとても美味しい」とお気に入りであった。)

 食後へロデ門、ダマスコ門、新門と城壁に添って歩き、ヤツフォ通りを北に向かって安宿へ帰り着いた。とても充実した一日であったが疲労も大きかった。しかしシャワーを浴びるとすっきりした。

 6月19日(日)4時半に起床、身仕度をして7時半に宿を出てダマスコ門前まで歩き乗合タクシーでベツレヘムに向かった。(2 シェケル 60円)、タクシーはメンジャー広場まで行ってくれる。そこは生誕教会に隣接していて、すぐ南側が教会の敷地だ。