エルサレム独り旅(53)終

 テルアヴィブバスステーションで乗換えてバデラまで行く。急行バスでなく、道路も混んでいたので予想外に時間を費やし、バデラ到着が17時45分、そこで再度乗換え、最寄のバス停キヴァッド・ハヴィーバーで降りてキブツまで歩く。

 途中キブツに戻る乗用車が通りかかったので同乗させてもらって 3 日ぶりの帰宅となった。何もなくてもやはり自室はくつろげる。べッドに腰をかけて今回のエルサレム行きを思い返してみた。

 ヒンノムの谷、キドロンの谷、ゲッセマネの園、オリーブ山ベトファゲ、ベタニヤ、ベツレヘムのボアズの野を自分の足で歩けたこと。ベツレヘムのベイト・サフールにはアラブ人のキリスト教会があり、多くの兄姉が聖日礼拝に集まっているのをこの目で見る事が出来た事。

 エルサレムのアラブ人の子供や青年たちの心がとても荒れていること。オリーブ山を越えてベタニアまで歩いて1時間で行けるが、とても急な坂道が多かったことなど十数項目を日記に書き留めた。

 しかし見る事が出来なかった所も多くあり、ヘロデ王家の墓、エンカレム、旧市街の城壁の上を歩くこと、ヘブロンやベテル、シロも行ってみたい所であった。しかし無事に帰って来られたことを主に感謝した。