再びキブツ生活(1)

 6/24(金)、5:57起床キブツでの日常生活に戻ったが、旅の疲れのためか朝起きるのが辛い。今朝も作業開始直前の目覚めだ。ベッドから飛び起きて隣室のヒレルを起こし、作業に向かつた。今日は日没から安息日なので仕事は午前中で終わる。

 バナナ畑で切り倒した株の芯抜きとトレーラーのペンキ塗りをした。朝、バナナ畑に隣接する畑に数人のアラブ人が働きに来ていて、耕された畑から石を除く作業をしていた。

 ヨハナンの話によると、彼らに支払う日当は数人一纏めで頭領(ブローカー)に渡すのだそうだ。全員分1日で60シェケル(2200円)で、一人一人にいくら渡っているのか知らないという。

 パレスチナ地域では10シェケル(370円)というから、キブツで働くと6倍の俸給になり、喜んで働きに来てくれるそうだ。しかしユダヤ人を雇えば、この何倍もの日当になるのだという。

 キブツでの労働ボランティアには生活用品一式付きで一ヶ月お小遣いとして100 シェケル(3700円)が支給され、キブツ内の店でのみ使用できるクーポン券 10シェケル分がもらえる。これで結構充分暮らしてゆけるのだ。

 今日は午後 3時からキブツデイということで近くのキブツシェフィイムに行くことになった。住民とボランティアの有志が大型バスに乗っていく。大プールが二槽、大すべり台が7~8基、波を起こすシステムもあり、本格的な施設がある。

 安息日は入場料38 シェケル(1400円)、平日22 シェケル(800円)もするが今日は無料開放日(キブツ構成員のみ)なのだ。