再びキブツ生活(7)

 7/12(火)、キブツの墓地の除草作業。キブツの墓地は居住地域の南西にある小さな丘の上にあり、この丘も遺蹟の丘(テル)らしい。雑草を根ごと引き抜くとローマ時代の物と思われる模様入りの土器(つぼ)の破片が一緒に出てくるのだ。それらを拾い集めて持ち帰ることにした。

 墓石を見て回り墓石名を見ると、アブラハム、イツハク(イサク)、ヤアコブ(ヤコブ)など旧約聖書中の人物と同名のものもちらほらあり(当然のことだが)、へブライ語のその文字を見ると思わず立ち止まってじっと見てしまう。

 7/13(水)今日はキブツの庭担当前任者(名前は聞かなかったが 65年前ルーマニアから帰還した人)の家の庭の除草を頼まれた。そこはジャングルのように草木が蔓延ってしまっていた。その大半はブラウンベリーの棘だらけの木で、それをすべて刈り取った。

 ここの庭には、びわ、グレープフルーツ、ペカーンナッツの木などの他にさまざまな花が植えられていて、この時はダリヤが美しく咲いていた。

 キブツでは度々停電が発生したが、今日も午後から夕方 6時半になっても停電のままなので夕食は中央食堂で食べることにした。パン2切れといちごジャムとレタスだけであった。7時40分になって電気が回復したが9時頃まで何度も停電した。