最後の2週間(24)

 8/16(火)、以前からヨハナンに妻がキブツ滞在中にイスラエル南部(ベエル・シェバ方面)を案内して欲しいと頼んでいたが、今日がその日となった。朝6:20分にキブツの乗用車をヨハナンの運転で出発した。

 キブツから地中海沿岸沿いの国道2号線に出て南へ行く。テルアビルの近くで渋滞があったが、そのまま1号線でエルサレム方向に進んだ。エマオジャンクションを通過して次のシャアルハガイで右折し進路を南に取った。

 直ぐにエシュタオル(士師 13:25,16:31,サムソンの出生地と墓の近く)の交差点を通り過ぎソレクの谷と小さなソレク川を渡る。ソレクはデリラという女性が住んでいた所だ(同16:4)。

 ソレク川を西に 3km下った所にはサムソンの父マノアが住んでいたツォルアがある(士13:2)。ソレク川から南へ2kmほど行くと左側にテル・ベトシュメシュがあり、そこには大きな円形の祭壇跡が発掘されていて自由に見ることが出来る。

 この村は旧約時代によく出てくる(サムエル上6:9~20他)。道路の反対(東)側には緑の木々に囲まれた現在のベテシュメシュの町がある。テル・ベテシュメシュでは発掘作業が行われていた。そこから更に 8km程進むとエラの谷にさしかかる。

 ここは有名なダビデとゴリアテが戦った場所である(サムエル記上 17:2)。その道路沿いにはテル・アゼカがあるが未発掘のようだ(同17:1)。テルアゼカの頂上が展望台になっていて、私たちはそこでヨハナンが持参した朝食を頂いた。そこからエラの谷が一望できるのである。