ゲッセマネは(オリーブ)油しぼりという意味で、この場所でオリーブ油の精製が行われていたことがうかがわれる。この周辺は今もオリープの樹が多く植えられている。
ここは主イエスと弟子達がエルサレム滞在中にしばしば利用したことが福音書に録されている(ヨハネ 18:1,2)。主はここでユダヤ人たちによって夜中に逮捕され、翌日に十字架に架けられて処刑されたのである。
ここは現在教会の所有地とされ、「苦悶の教会」「万国人の教会」と呼ばれている会堂が立っている。休館日はなく毎日無料で入場することができる。昼の2時間は閉館するが朝8時から夕刻まで自由に出入りできるので有難い。
ここは静まって黙想・瞑想する空間である。私たちはそこから石畳の急な坂道を登ってオリーブ山上を目指した。この道は多分、ダビデ王も(サムエル下 15:30)主イエスとその弟子たちも登り降りしたであろう道である。この道は左右に緩やかに曲がりながら上っているが杖があると案外楽である。
右側にはメシヤの来臨の時に復活することを願って眠っているユダヤ人たちの墓地が広がっており、左側は石塀に囲まれ緑に包まれた庭を持つ教会堂が急な斜面に並んで建っている。「主の祈りの教会」「主の涙の教会」「マグダラのマリヤの教会(堂)」である。