ベタニアのマルタとマリヤの記念会堂が昼休み中であったので仕方なく私達は坂道を引き返し、ラザロの墓の入口の前にある土産物店に向った。そしてこの店で暫く休憩させてもらう事にした。何しろ朝からずっと歩きずめで、しかもきつい坂道が多かったので足の疲労と空腹でくたくたであった。
店に入ると女主人が居て「ラザロの墓を見学しろ」と煩く言い続けるので、先ず料金を支払って店の直ぐ前の墓の入口から中に入った。入口は岩を掘って作ったもので高さ 1m程、横幅も 50cm程で体を屈めて入らなければならない、急な石段を左旋回して下って行くと石棺が納められた小さな部屋の前に出る。
その部屋へは余程身を屈めないと入れないので妻たちだけが入って見学した。遺骨などは無いようだ。この墓の入口は元々マルタとマリヤの家の会堂の前にあったがイスラム教徒たちによって塞がれてしまったので、現在の入口が新たに掘られたという(ヨハネ11:38~44)。
4日前に死んで既に墓に葬られたラザロを生き返らせた主イエスは「もし、じるなら、神の栄光を見れる。私は復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる」と語られた。私は、この御言葉によって救われた。19歳の時である。