ツアーの人々との団体生活(3)

 午前8時になると一旦作業を止め、キブツの中央食堂に戻って朝食を摂る。完全なセルフサービスで食事の時間は30分。食堂に戻ってから畑へ行く車に乗るまでの時間が30分。洗面やトイレの時間も含めてなので、ゆったりと朝食を食べるというような雰囲気ではない。とにかく腹に食物をいれておかないと昼までの仕事が大変になる、そんな感じである。

 パンとチーズ、ヨーグルトなどが好きな人には最高のメニューであるが、ご飯党の人には少々きつい。食堂に8時10分に着くと出発は8時40分。それから正午までが午前中の作業である。10時頃に小休止があり果物や飲み物を飲食する。

 この頃は10時頃まで、レインコート、ゴム長靴を着用した。10時を過ぎると枝葉や草も乾くからである。雨が激しく降っても作業は続けられる。正午になると再び中央食堂に戻って昼食をいただく。昼食がその日の最高のメニューなのだが時間は朝食と同じ30分だけである。そしてヴォランティアは午後2時まで働いてその日の労働は終わる。